ビルの換気ダクトはなぜ汚れる?
なぜビルに設置された換気ダクトは汚れるのでしょうか。
理由は様々で、第一に外気自体が汚れているため、換気ダクトの構造上、外気を取り込む事で自然とダクト内が劣化していきます。
東京都内の大気汚染は一時期に比べて幾分マシになりました。
世界的に見ても綺麗な都市部である事は確かですが、それでも工場や車や他の建物から排出された排気ガスや汚染された空気が漂っており、それが換気ダクトに付着する事で劣化する事は避けられません。
次に換気ダクト自体の経年劣化があります。
雨風の影響で金属や素材の箇所は自然と老化していきます。
随分と前に建てられたビルだと、老朽化は大変目立ちます。
古い素材の建物はそれだけリスクに弱いでく、メンテナンスやクリーニングをしなければ老朽化は進行するばかりです。
他にも災害の影響が考えられます。
台風やゲリラ豪雨は汚染された風や雨を運ぶものでもあり、激しい自然災害が多発している昨今、建物の傷みは昔以上に加速しやすいです。
ビルなどの施設は換気ダクト点検を定期的に行う事が大事
ダクトは、冷暖房や給排気設備の空気が通る管状のものを言います。
太く真っすぐなほど空気抵抗が少なく効率の良い空気の流れとなります。
ダクトの長さは建物がビルや工場のように大型施設になるほど、比例して増えていきます。
適切なダクトが設計・施行されていないと、冷暖房の効きが低下してしまい利用者や客の不満としてダイレクトにクレームが上がるため、メンテナンスも頻繁に行う傾向がありますが、換気ダクトの重要性は軽視されがちで、放置されている施設もあります。
換気ダクトは臭いをこもらせないだけでなく、新鮮な空気を室内に取り入れたり、家事の際に煙などをスムーズに排気させる命に関わってくる事が多く、特に定期的なメンテナンスを行わなければならない重要な設備と言えます。
メンテナンスは、空調設備業者などで請け負ってくれます。
依頼ごとに受け付けてくれるのはもちろんですが、年間契約で定期的に点検や交換・修理を行ってもらうようにすれば安心です。