換気ダクト配管の注意
換気ダクトとは、ざっくりといってしまうと空気を運ぶ管であり、例えば焼肉屋さんにおいて肉を焼いた際に上がる煙を部屋の外に吐き出してくれる管がありますがこれなどが換気ダクトとしてイメージしやすいものと言えるでしょうし、それ以外にも家屋にエアコンを設置する場合には室外機と室内機の間に空気の対流を生じさせるための管がありますがこれなども該当してきます。
この換気ダクトを配管してもらう場合には、建物や家屋などに管を通すための穴をあけたりする工事が生じることがありますが、これも含めてきっちり施工してもらわないと排気能力が落ちることとなります。ですので業者に依頼する場合には家屋や建築物の性能や勾配などに応じてなぜこの配管方法が適切なのか、管を通すところに空洞が生じないかなどを細かく説明を求めることが肝要となります。この施工がきっちり行われないと排気能力の低下のみならず雨の際に雨水が室内に流れてくるなどの弊害がでることがあるので、適切な施工となるようにきちんと確認しましょう。
換気ダクトの他に空調用や排煙用のものもある
換気ダクトは、建築物の中の空気を入れ替えるために設置します。一般的な建築物の空気の入れ替えだけではなく、飲食店などの臭いや煙を排出するのにも利用され、使い道は住宅の換気扇と同様です。ダクトには空気の出入り口を設置しますが、そのままの状態だと空気があまり流れない可能性があるため、ストレートシロッコファンと言う装置を途中に設置して流れやすくして給排気をサポートします。換気ダクトの他には、空調用や排煙用のダクトがあるのです。
空調ダクトは、1つまたは複数の冷暖房機器から出た風を建築物の中に流す目的で設置します。ですのでダクトを冷暖房機器に繋ぎ、風を送り込みたい場所に吹き出しファンを取り付けますが、吹き出しファンから風を送り込みたい場所までの距離が離れている場合は途中に空気を吸い込むファンを設置する場合も多いです。排煙ダクトは、万が一火災が発生したときに煙をスピーディに排出するために必要となる設備になります。